最高の85を求めて

理事長 阪井健太約200年前に新潟の地で誕生した我が国が誇る「泳ぐ宝石」錦鯉は、先覚者の絶え間ない努力により、近年では世界各地で普及し、日本を代表する文化の一つとなりました。それに伴い、錦鯉は政府が指定する「輸出重点品目」に新たに追加され、ますます世界へと広がりを見せています。

1968年に開催された第1回全日本総合錦鯉品評会では、4部(49~59cm)のドイツ昭和がチャンピオンに輝きました。しかし現在では、95センチ以上の鯉が全体総合優勝を獲得するようになっています。一方で、チャンピオンを目指すには1メートル近くの鯉が必要となり、その結果、チャンピオンに挑戦するのが困難との声が愛好家の方から聞こえてくるのも実情です。

そこで、多くの愛好家の皆様から「誰もがチャンピオンを目指せる85センチまでの品評会を開催して欲しい」との要望を頂き、今回ワールドニシキゴイクラブを設立しました。愛好家の皆様の要望に応えるため、そして錦鯉業界を更に盛り上げていくために、85センチを上限とした第1回ワールドニシキゴイショウを開催いたします。

この新しい品評会を契機に、更なる錦鯉業界の発展に努めて参ります。今後の錦鯉業界を更に盛り上げていくためには、皆様のご協力と参加が欠かせませんので、何卒宜しくお願い申し上げます。

一般社団法人 ワールドニシキゴイクラブ
理事長 阪井健太郎